東京都眼科医会は、大正2年1月24日の東京眼科医会の第1回総会において発足いたしました。この当時の東京市は人口約200万、眼科医100名程度であったといわれております。「まだ眼科医間に情報組織がないのはおかしい。この際、旧弊を打破して宜しく眼科医会合の組織を作るべし」という趣旨の意見が眼科開業医の中から起こり、大正元年、築地精養軒に有志が集まり、医会の骨格などを協議し、更に草案を作り上げました。1月24日に、眼科医47名が築地精養軒に集い、創立第1回総会が開催されました。その後順調に会は発展しておりましたが、満州事変から大戦に至る暗黒の時代となり、医療そのものが苦難に満ち、医会活動も思い通りには行かなくなりました。国民医療法に基づき解散のやむなきに至りましたが、名を変えて続いておりました。終戦後の昭和21年1月27日、東京眼科医会が再開され、ひたすら充実発展してまいりました。昭和59年からは、東京都眼科医会と改められました。発足当時は「眼科医の相互研鑽」が目的でありましたが、次第に「東京都民への目の大切さの啓発、目の健康推進や眼科地域医療の充実」が大きな比重を占めるようになってきました。そこで平成18年4月1日より公益事業を目的とした、社団法人東京都眼科医会となり、公的に認められる会となり、現在に至っております。
事業の中心は、以下の4項よりなっております。
1.都民への眼科医療の啓発および相談に関する事業
2.眼科に係る地域医療の充実に関する事業
3.失明予防、視覚障害者対策事業および関係団体への協力に関する事業
4.眼科に係る医学・医療の調査研究および教育に関する事業
具体的な事業としましては、10月10日の目の愛護デー行事として、都民の皆様を対象として、10月の日曜日に京王プラザホテルで眼科健康相談を行っております。まず視力検査・眼底検査・眼圧検査などを行い、その結果を基に相談を行うという充実した眼科健康相談会になっております。検査・相談には、眼科医80名ほどと眼科コメディカル及び東京都・都内13大学眼科医局・日本視能訓練士協会・東京眼鏡商業協同組合などの協力を得て実施し、相談者700名を超えております。又、7月の土曜日には有楽町マリオンの朝日ホールに於いて、東京都と共催で「目の健康講座」を開催し、聴講者400名余を数え、首都圏の皆様に目の健康について啓発を行っております。この他、視覚障害者リハビリテーション指導者講習会を開催し、視覚障害者の社会復帰を援助しております。更に、眼科医を対象とした学術講演会や講習会を行い、眼科医の医療知識・技術の向上を図り、地域眼科医療の充実に力を入れております。
今後とも、東京都民の目の疾患の治療などの地域医療と、目の健康維持を図る公衆衛生活動の充実に努力を尽くします。
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